2012年11月23日
鍼が好き。。。

鍼灸師になりたいと考えるようになったのは20代の半ば。
学校に行くよりも前に、先ずは現場に入ってみないと!と、午前中は鍼灸院、午後はマッサージのお店ではたらきはじめました。
とってもラッキーだったのは、その初めてお勤めした鍼灸院がかなり本格的なところで、いろんな患者さん、がんやら潰瘍性大腸炎やらリウマチ、糖尿病、腎炎、などの特に内臓系の方がたくさんいらっしゃって、治っていくというのを毎日見せてもらってたことです。
鍼ってすごいもんだな~~と思って。
そこで、助手として働き始め、トイレ掃除からあらゆる雑務、先生のお手伝いを何年かしてました。
先生が鍼を打っていくのを毎日あこがれながらながめて、
(いつか私も。。。)
という気持ちで毎日過ごしていたので、
学校に入学し、はじめて先生の体に鍼を打たせてもらった時の感動。
鍼が皮膚に当たってはいっていくその一本一本の感触を今でも思い出せるくらいうれしかったです。
学生になってからは先生の助手として週1,2日、患者さんに鍼を打ったり抜いたりしてました。一日200本以上は刺したり抜いたりしてたと思います。
もう本当に鍼を扱えるということがうれしくてうれしくて。
今まで毎日あこがれながら見ていたものが、今自分にできる。その喜び。
そのうれしさがず~っと持続していて、うれしくて。
鍼灸は気を整える道具で、この、古代文明の世界より何千年も前から続く生命観に基づいて道具として使用して最大限本領発揮するものと思います。
鍼灸は全くそういう身体観とセットなんです。
気を流す
コアをゆるめる
局所をゆるめる
実際にはそんなふうに使っています。
いろんな手技があって、ほとんどわからんくらいにササッと抜いて刺す、というのが主だけど、深く入れることもあるし、ツボで置鍼して効かすこともあるし、刺さないで気を動かす鍼もいっぱいするし。
お灸も、もぐさや線香のにおいに包まれながら一心に何壮かすえていく、という時間はし~んとしてとっても気持ちがよいのです。
だからね~~
自分が楽しいこと、やりたいことができるというのは本当にありがたいことです。
毎日、疲れてる時でも、(鍼やってる~~)という、じんわりとした喜びとともに治療させていただいています。
感謝

支離滅裂ですが、なんか無性に鍼への愛情を書きたくなりました。。。
Posted by そうや晶 at 23:42│Comments(1)
│自分のこと