2012年12月12日
ひとつまみ療法②大胸筋をゆるめる


上を向くのが楽になる方法のところでなんとなくやってみた、名付けて「ひとつまみ療法」です。
鍼をする、お灸をする、タッチする、ツボを刺激する方法にもいろいろありますが、誰でも簡単にできるにはと考え、つまんでみてもいいんじゃないかと思いやってみましたところ、かなり効果があるようなので、他の場所でも試してみたら、なかなかいいのです。
さて、今回は大胸筋をゆるめる。
大胸筋は腕と胸の間のうむねの場所。
肩こりや、風邪をひいてる方、呼吸が浅い方、呼吸器疾患をお持ちの方は必ず固くなる場所です。
経絡でいうと、親指からはじまる手の太陰肺経というルート。
ツボは太淵(たいえん)を使います。
まず大胸筋のこり具合を自分で確認します。
鎖骨の下を点々と固い場所があるなあ~とか、全体的にばんと固い、などあると思います。
では親指の下の腱をもう片方の親指と人差し指でつまんでみます。
この時、親指を小指でひっかけながらつまんだ方が安定してよいようです。
引っ掛けた小指を、親指をそらせるように外側に押し倒し、親指と人差し指でそっと腱をつまみます。
イメージとしてはつまんだ腱の向こう側で親指と人差し指がピピピピーっとつながりあうような。親指と人差し指、両方同じくらいの圧をかけ、腱をつまんだまま親指の下の骨に押しあげるようにします。
感覚が鋭い方は、じわ~んとゆるみが腕の方を伝い胸の方まであがってくるのがわかるかもしれません。
すると!
大胸筋ががっくんとゆるみます。
神経反射のようにゆるむのでおもしろいです。
さて、ゆるんだ~って思ったら、深呼吸もしてみましょう。
ほらほら。胸が拡がって気持ちよく息が入る。
それでオッケイ。
よ~かった!

きつくしないで。そ~っとつまむだけで大丈夫!
お試しあれ


Posted by そうや晶 at 11:33│Comments(0)
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