2013年02月17日

ひとつまみ療法⑤ ~太衝で視野を拡くする~

足の厥陰肝経の原穴、太衝をひとつまみして、視野をひろくします。


東洋医学では肝の臓の「のびのび作用」の一つに、「肝は筋を主る」ってあるんですね。

それで、「肝は目に通じる」というのも。

全身に気血を巡らすのびのび作用の働き手は、たしかに筋だろうな、と。

「四節動かさずんば気血巡らず」

筋肉の伸び縮みが血を回すのに果たす役割は大きい、と。

そして、目もまた筋肉で動いているのでした。

目の筋肉は細かいし、疲れが見えやすいかもしれません。

だから特別、肝は目に通じるといわれるのかな、と。


とすると、肝の経絡の一番その性質が現れる原穴で、目を動かす筋肉も、気血が巡りのびのびし、視野が広くなるのではないか、とやってみました。


コンタクトのまま小一時間昼寝してしまい、目が覚めるともうしょぼしょぼしてしんどい。
顔をまっすぐ前に向けたまま目をぐるりと回してみても、両目とも外側がよく見えない状態に。

(おっ!これは使える。。)

と、数日前から肝経の太衝のつぼでわかりやすい、何かできないかな、って考えてたのでピンときました。

人差し指と親指でひとつまみ。指どおしがつながるようなイメージで。

左側をしたら左目の視野に変化があるか確認。

いいかんじです。外側が見えやすくなってます。

右側も同じように。

よしよし。右も外側が見えやすくなった~~

心なしか肩も楽になったような。。。


(やっぱ肝は筋をつかさどってる!?びっくり!ハート

とうれしくなって。。。

足の指の間をつまんで視野が拡がるというのも、おもしろいなあ、と思ってニコニコ
(しかしですね、効果の持続は数時間と短かったですガ-ン

ま、ものは試しに。。

疲れ目に一時的効果ですがお試しください晴れ


春ですものね。四節動かし、のびのびいきましょう~~
すると、お目目もキラキラに!?ってすご~いラブ


つぼは。。。

親指と人差し指の間ですが、真ん中でなく、親指の際を指側からたどっていって、人差し指との境目よりちょい下がる。動脈拍動部です。拍動はみつからなくても上手につまめたら大丈夫です。
つまんでからどこらへんかな~と位置をずらして顔を前に向けたまま目を回し、もっとも視野が拡がる位置を確認してみてください。
写真の位置、後でみてちょっと前過ぎる?と思いましたが、その時はそこが一番いいかんじだったのです。
そしてまた足をこれは曲げてとってますが、足を延ばして取るのと微妙にツボの位置は変わるのであくまでも目安です。


つまむのは中指と親指のほうがやりやすいかもしれませんゆたしく



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