2014年04月15日

いやしとお灸



七月の後半に何回かお灸講座をカルチャーセンターのペアーレ沖縄さんでやらせていただくことになり、その時の資料作りをやりはじめています。

その中で発見した弘法太子空海さんのことば。


灸は身を焼くものにあらず

心に灯りをともすものなり


ほんとうに、そのとおりだなあ~

って

一粒のお灸で全身が変わる。

面白いなあ、と思うし

灸のぬくもりが全身をうるおすその様はまさに

心に灯りをともすものなり。。

と日々感じています。

心に灯りがともる、これは言い換えると、

癒される ってことだと思います。

今、お灸ブームがおきてるということは、それぞれの人が癒しを求めている裏返し、なのかな。

そんなこと、考えたり。


はたまた鍼灸学校で一年生の時、古典研究を長年されてるちょっとおじいちゃん先生がはじめての授業で

「さあ、今からお灸の時代がやってきますね。お灸はいつも有事には民間療法として流行ってきた歴史があるのですよ」

と言われていました。

暗に、(さあ、今から戦争の時代ですねえ)

と言われたようなもの。なんかドキッとしました。

要は戦時中などは物資も不足し、一握りのもぐさと線香があれば万病に効く、万病に対処しうるお灸がはやる、ということなのでしょうね。

確かにコストを考えても手軽さを考えてもわかるような気がします。


癒されたいと願うストレスフルな社会。
ストレスの究極は「戦争」なのかもしれません。

今、そんな「時代」ってこと!?

私だけでなくみんながどこかで感じている閉塞感。不穏なかんじ。

「お灸女子」というはやり文句も各地で盛大に行われているお灸講座も、そのような時代のムードと無関係ではないのだ、と思います。


資料作り、改めてとっても勉強になっています

はっきりいってペーペー鍼灸師の私にこのような機会を与えてくださったペアーレさんに感謝、です。

まあ自分へのセルフケアとして、家族のあらゆる病にも使ってますし、日々お灸とともに過ごしているものとして

(これこれ、やってみて~~。すっごい効くんよ)

っていろいろ直にお伝えしたいことは山ほどあるんで、皆様の貴重なお時間、ほんとに来てよかった~~って言っていただけるように準備していきたい、と思いますうさぎ


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この記事へのコメント
すみません、ありがたいコメントありがとうございます。ようやく講座の骨子が締め切り過ぎて出来上がりほっとしてブログを開いてみるとありがたいお言葉が。。
是非治療にいらしてください。そして自分のからだの、今まで見えなかった側面を感じていただければいいな、うれしいな、と思います。体は本当に宇宙で、ちっぽけな自分はどうにかして枠に当てはめようとするのですが、当てはめられるわけもなく。
一緒にないたり笑ったり、ですよね!
うりずんの風が心地よいこの頃です!
Posted by そうや晶そうや晶 at 2014年05月01日 00:33
ご無沙汰です。なかなか伺えず・・・・。
お灸は先生のとこで受けてお灸ラバーになりました。
自分でセルフでやるのはやっぱり若干怖さがあるので、人にしてもらった方がリラックス出来ますね。(笑)
5月に伺えるように早めに調整して予約入れますね。
Posted by urizunうりずんurizunうりずん at 2014年04月26日 18:57
はじめまして。
いつも先生のブログ楽しく拝見させて
頂いてます。
いつか治療して頂きたく、宜しくお願いします。
Posted by りょう at 2014年04月25日 16:47
 
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