2013年05月16日
脳性まひの方の養生指南
ご質問いただきました
50代の脳性麻痺の障害をお持ちの方より。
右手のひら小指の下3センチのあたりが押すと鈍い鈍痛があるとのこと。
また、腕力・脚力ともに年齢とともに著しく低下しており、どこかいいツボがあれば教えてくださいとのことです。
脳性まひを持たれてる方では、筋肉の不随意運動や緊張などにより、首や腰など、体のあちこちの関節にかかる負担がどうしても大きくなりますよね。
体というのは誰でも年々摩耗していくわけですが、その摩耗するスピードが健常者に比べ格段に速くなるわけです。
さて、手のひらの鈍痛はいったいどこからくるのか?
ルートでいうと、小指側というのは、体の裏側とつながっています。
体の裏側の緊張が関係しているとみます。
神経支配でいうと、首の付け根、そこに大きく負担がかかっていて、そこの神経が圧迫されていることにより、小指側に症状が出ているということも考えられます。
体の全身的な緊張により伸展の力が過度に加わり、背骨の神経を痛めやすくなってる、か。
ツボとしては、脳梗塞後の後遺症に、で紹介した二つのツボをおすすめします。
http://kiroiuroko.ti-da.net/e4402269.html
この二つのツボは、脊柱起立筋(背骨の横の筋肉)と背骨のバランスを整えるものだからです。
背部の疲れ、摩耗に効くわけです。
是非お灸してみてください。
後ですね、
これも以前にもご紹介した太衝というツボも、筋の血流をよくする、ということですので是非使ってみてください。
あと、脳性まひの方で、緊張が強い場合、強くもんだりするのは逆に痛みが出る場合が多いです。
常に緊張し続けているので、固く思っても、逆に弱っているのです。
お灸や、他の方法(ホットタオルをレンジでチンして作り、ビニール袋に入れてしばって作ったカイロもおすすめです)であたためてゆるめるのがいいかと思います。
いかにリラックスするか。
これにつきます。
普通に暮らしてるだけで、常に体にむちを打ち続けているという状態ですので、効果的に休息を与えてあげたいものです。
プールやお風呂などはとってもいいです。
重力から少し自由になった状態で体を遊ばせてあげるとほっとします。
マッサージというか、ゆらしてほぐすようなソフトなものや、鍼灸でも刺激的なものではなく、ソフトなもので、体にしっかりとリラックスを入れていくとか。
気の巡りはとってもいい方が多く、そういった体の自然治癒力を引き出すものは体に沁みて大きく効果が出ると思いますので、楽しみながらいろいろと試してみていただきたいです。
からだがえらいとき、つらいとき、ほんの一瞬の「楽」で救われることがあります。
誰でも身体能力としては坂道を転げていくんだけども、
心に余裕があるかないかで大違い。
その心の余裕は
ほんのいっしゅんでも感じた「楽」から。「自由感」から、生まれることがあります。
ためしてみてくださいね


50代の脳性麻痺の障害をお持ちの方より。
右手のひら小指の下3センチのあたりが押すと鈍い鈍痛があるとのこと。
また、腕力・脚力ともに年齢とともに著しく低下しており、どこかいいツボがあれば教えてくださいとのことです。
脳性まひを持たれてる方では、筋肉の不随意運動や緊張などにより、首や腰など、体のあちこちの関節にかかる負担がどうしても大きくなりますよね。
体というのは誰でも年々摩耗していくわけですが、その摩耗するスピードが健常者に比べ格段に速くなるわけです。
さて、手のひらの鈍痛はいったいどこからくるのか?
ルートでいうと、小指側というのは、体の裏側とつながっています。
体の裏側の緊張が関係しているとみます。
神経支配でいうと、首の付け根、そこに大きく負担がかかっていて、そこの神経が圧迫されていることにより、小指側に症状が出ているということも考えられます。
体の全身的な緊張により伸展の力が過度に加わり、背骨の神経を痛めやすくなってる、か。
ツボとしては、脳梗塞後の後遺症に、で紹介した二つのツボをおすすめします。
http://kiroiuroko.ti-da.net/e4402269.html
この二つのツボは、脊柱起立筋(背骨の横の筋肉)と背骨のバランスを整えるものだからです。
背部の疲れ、摩耗に効くわけです。
是非お灸してみてください。
後ですね、
これも以前にもご紹介した太衝というツボも、筋の血流をよくする、ということですので是非使ってみてください。
あと、脳性まひの方で、緊張が強い場合、強くもんだりするのは逆に痛みが出る場合が多いです。
常に緊張し続けているので、固く思っても、逆に弱っているのです。
お灸や、他の方法(ホットタオルをレンジでチンして作り、ビニール袋に入れてしばって作ったカイロもおすすめです)であたためてゆるめるのがいいかと思います。
いかにリラックスするか。
これにつきます。
普通に暮らしてるだけで、常に体にむちを打ち続けているという状態ですので、効果的に休息を与えてあげたいものです。
プールやお風呂などはとってもいいです。
重力から少し自由になった状態で体を遊ばせてあげるとほっとします。
マッサージというか、ゆらしてほぐすようなソフトなものや、鍼灸でも刺激的なものではなく、ソフトなもので、体にしっかりとリラックスを入れていくとか。
気の巡りはとってもいい方が多く、そういった体の自然治癒力を引き出すものは体に沁みて大きく効果が出ると思いますので、楽しみながらいろいろと試してみていただきたいです。
からだがえらいとき、つらいとき、ほんの一瞬の「楽」で救われることがあります。
誰でも身体能力としては坂道を転げていくんだけども、
心に余裕があるかないかで大違い。
その心の余裕は
ほんのいっしゅんでも感じた「楽」から。「自由感」から、生まれることがあります。
ためしてみてくださいね


Posted by そうや晶 at 12:02│Comments(0)
│東洋医学ことはじめ