2013年05月30日

手の治療にこだわって。

最近、手の治療がおもしろくて。

以前から、整体の先生から習ってた、身体五先端といわれる手足、頭にはそれなりにこだわってみていますが、ここのところ、患者さんで手の疾患の方がたまたま重なったということ(腱鞘炎やへバーデン結節)。

またうちの旦那も手が張付いていてむくみやすく、開いたり閉じたりがすぐにぎこちなくなる方で、いい練習台となって、鍼灸、整体をあれこれしながら、手指全体のむくみを取り、歪みを捉えてなおしていくようなことを日々試してみています。



局所的な手の疾患だけでなく、

一部は全体をあらわし、全体は一部をあらわす

という考えが東洋医学にはあり、人体でいうと、手(手指と手のひら)が全身の状態と対応し、全身を現していたり、それが足もしかり。頭もしかり(頭皮鍼)、耳もしかり、顔もしかり(全身の対応区があります)。

まあ~~・・・あと私がしってるのでは、膝っこぞうや二の腕も、とかとか。


そういうわけで、手の場合も対応区がありまして、高麗手指鍼、ということで、韓国ではその対応区に基づいた治療が昔からなされていたとのことです。

ふとそれで、あるときだんなの手をいつものごとく触れるだけの整体で歪みを治していて、そのとき試しに高麗手指鍼の対応区を使い呼吸器系の対応区である中指の付け根あたりを重点的に施術していると、そのとき喘息で息がしんどかったのですが、呼吸が楽になってきたとのことで、

(はあ~~、やっぱり対応してるのね~)

と感心したのですね。

それでおもしろくなって集中してみていると、だんだんよりよく見えてくる、といいますか、

脳の不思議ですね~~

焦点があってくるっていうんですか。

手指のどの指がどのように歪んでいるのか、どこの関節部分がテンションが高くなっているのか。

手根骨、といわれる手のひらの下部分に集まっているいくつかの骨の周囲のむくみはどうか、あるいは手首の関節部分はどうか、と、細かいところが以前にも増して見えるようになってくるものなんですね~。。


使っている道具は叩く鍼と、お灸と一寸00番という規格の(30ミリ×0.12ミリ)治療でよく使うかなり細い鍼。


指は主に整体。

だけど指の腹部分で固くなってるところは叩く鍼や関節部分にお灸を使います。

手指の先端、井穴といわれるツボの部分は刺絡といい、少量の血を出すこともあります。


手のひらの、手の甲部分はむくみがある場所に鍼で浅く刺したり、表裏で整体で触れるだけの気を通すような治療をしたり、手の腹部分は叩く鍼を使ったり。

そして手首部分は刺す鍼と整体、と。

細かく分けてですね、はい。

痛みがなるたけ出ないように、丁寧に診ていきます。

手のゆがみをしっかりとっていくと、ど~んと全身が楽になって眠たくなったり。

奥深さを日々感じております。


あっとっと。

せっかくだし、スタンダードなところで、

腰腿点(ようだいてん)、のせときましょうね!!


魚の大きさは関係ありません。小指と薬指の間中手骨と手根骨の境目。もうひとつは人差し指と中指の間、ですね。

これ、やっぱぎっくり腰とか。

腰痛に効果てきめん。しっかり関節と関節の間を開けるように、ね。

ぐっと指圧してみてください。

え?なんか軽くなったような!?

ってニコニコ

いやいやほんとほんと。そうなるんよ。体ってすごいね!つながってる~~の実感ピース




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Posted by そうや晶 at 23:42│Comments(0)ツボの話
 
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