マッサージのこと

そうや晶

2013年09月30日 22:32





京都のマッサージ店で5年くらい働いていました。

鍼灸師になろう、と思って、とりあえずは働こう、と、午前中は鍼灸院、午後からはマッサージ店でのバイト生活。

二年くらいやってから学校に入り、やっぱりかけもちでバイトして二つのお店でお世話になりながら卒業し、沖縄に来ました。


マッサージといっても理学療法士の先生がされてる本格的なもので、マイオセラピーという手技を学んでやっていました。

筋肉の起始から停止までを繊維を切るようにマッサージしていく方法です。

全身の筋肉の起始から停止を対象にしていて、その筆記テストや実技のテストも頻繁にされていたので、筋肉について手取り足取り教えていただいた形で、今でもついついマイオセラピーのマッサージが入ることもあります。

あと、AKAという、一つ一つの関節の動きに合わせてそれを細かく再現することで関節の動きを良くする、という手技も先生に教えてもらっていて、頸の骨が一つ一つどんな動き方をするのか、とか、膝関節は、とか。
とってもおもしろかったです。


私にとってマッサージやってて本当によかったなあ~~って最近つくづく思い起こしたりして。

鍼灸院で働いてきたときには助手、ということで、自分が主体ではないのですが、マッサージ店では自分が主体となってお客さんに満足していただけるように体をほぐします。

だからやりがいがものすごくありました。


鍼灸院では色んな病気にこれほどまでに鍼灸が対応できるんだ~という理解。

現場としてはもたもたと気が利かない私ゆえの緊張と汗・・・・

の日々だったので、マッサージではも~う、のびのびと!

気楽に、楽しく一生懸命に。

マッサージ店でのお客さんに喜んでもらえる楽しさの記憶がなければ、ここまで続けてこれなかったかも、と思うのです。


それに、鍼灸はツボという点をみるのが基本なのに比べ、マッサージでは私の場合は特に(親指ではなく)手のひらや肘で行っていたので、面で身体をみていく、という違い。

同じ身体でも見えてくるものががらりと変わるのがおもしろいです。


ずいぶん以前は、

(ともかく鍼灸を追求せねば!マッサージのことは忘れるのじゃ!)

ってなかんじで早く上手くなりたい、患者さんを治せるようになりたいって固く考えることもあったけど、

数年?前から、

(何でもいい、とにかく枠に囚われずに今目の前にある患者さんの体に向き合おう)

って思ってから、肩の力が抜けてきたみたいです。


何もかもいいとこどりで、気持ち良くて治って元気になってほっとできたらサイコーーよね~~

じんわりマッサージ、これからもやっていきます!


今日の夕焼け。
毛細血管に似てるな〜、と思い撮影

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