2015年04月23日

腰椎椎間板ヘルニア



腰のヘルニアでいらっしゃる方が何名かおられます。

一月ほど休職されたあと復職され、たまに来てくださる方よりこないだ、リハビリの仕方や股関節周囲や側腹部を拳くらいのボールや麺棒を使いほぐすやり方を教えていただきました。

リハビリは骨盤底筋群を鍛えるためのもの、そしてヨガの猫の体操で骨盤を開いたり閉じたり、特に腰をそらせる運動。

整形外科で指導を受けたリハビリの中で上記のものが特に効果的であったとのことでした。

ほぐすのは座って麺棒で坐骨からハムスト(太ももの裏側の筋肉)、またボールを敷いてその上に乗る形での股関節周囲、特におしりの筋肉をほぐしていくやり方です。

その方は整形外科でとったMRI画像のDVDも持っておられて、それも一緒に診させていただき、

「ここの部分(椎間板)がこれだけ出て流れてるからここの神経にあたって。。。」

と解説して下さり、ご自身でも何度も映像を動画で見て状態を把握し、その上で自分の感覚と照らし合わせ座り方やリハビリなど工夫されているとのことでした。

ま~あ、全く勉強熱心で私自身教わることがたくさんあるのです。

他のヘルニアの方でも、「はじめてヘルニアになった時には自分で腰痛体操を工夫して治したけど今回はダメで、画像とってもらったらもっと出てた~」と言われたり。

患者さんにいろいろと教えていただくことが多いです。


さて、それで。。。

きついヘルニアの患者さんを治療する際に大事にしたいと思うことは、

持続した痛みによる姿勢の崩れ、アライメントを整えるためにほぐしたり可動域を出したりしつつ、呼吸をお腹まで引いていく、弱くなった腹圧を上げていくこと、だな、と。

そうしてしっかりと体の縦の動き、屈曲伸展がのびのびできるようにサポートしていく、うん。

できる限りシンプルに、体が、自ずからバランスを取り戻して行くのを励ますような形で治療したいなあ、と思っています

長患いって精神的にまいってきてしまいます。

せっかくだからこの機会に、弱っちゃってる自分をしっかり愛おしんでください。

そして、落ちてる時は少し遠くから自分をながめて、回復のきざしが見えたら(よっしゃー!)と心も乗っけて上がりたい、、ですねピース



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Posted by そうや晶 at 16:31│Comments(0)治療あれこれ
 
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