2014年02月25日

花粉症、鼻炎などのアレルギー症状に!

くしゃみ、鼻水、鼻づまり。。。

私が日ごろから悩まされている症状です。

以前よりツボのご紹介や鼻うがいなど対症療法としてご紹介してきましたが、これも試してみよう、と鍼灸長野式で使われているおへそ回りに鍼をする、というのを試してみたところ速攻で効き、鼻水がピタッと止まりました。

それも、おへそ回りに鍼をしていくと、お腹がほわっと暖かくなり、そのあと鼻炎症状が消えるという不思議な体験。

何度か自分で試した後、全身調整のために患者さんにも使っています。

この場合直接鍼で刺激したり、貼るタイプの鍼を貼ったり、というやり方で普通の人がセルフケアとして行うにはちょっと。。と思っていましたが、先日の日曜日、ドライブで後部座席に乗っていたんですね。

朝から鼻炎症状がきつく出ていて、車に乗ってしばらくしてから、

(やっぱり鼻水も目の違和感もきついナア)

と考え、鍼もお灸も持っていませんので、とりあえず両手でそのおへそ回りのツボを押さえてみたんです。

集中してしばらくやっているとやはり症状が収まってきました。

アレルギー症状をおへそ回りを押さえることで解消しつつ、お腹を押さえているだけに、自然と頭は対症療法の奥にある根本的な問題、食いしん坊な自分を反省。。

そんなドライブとなりましたニコニコ

(待てよ。車の後部座席でへそを出して周りを押さえて集中って・・しかも鼻炎を抑えるためって・・・

誰かに見られてたら大分おかしい光景かも)

是非、こっそり試していただきたいと思いますピース


それではご紹介。


<やり方>

・おへそ回り四点をおへその周囲二センチ以内くらいの場所で選ぶ

・①左手の親指②左手の人差し指③右手の人差し指④右手の親指の順番で、皮膚に対して垂直に軽く抑える。

・症状に全く変化が見られなければ、ツボを替える



ところで気になるのは、なぜアレルギー症状におへそ回りが効くか、ということです。


長野潔著「鍼灸臨床わが30年の軌跡」より、「免疫と鍼灸」の項目を見てみましょう。

古典において免疫という言葉は使われておりませんが、

「先天の元気の源は腎であり、後天の元気の源は脾である」

「脾、盛んなれば邪をうけず」


という考え方の中に、生体の免疫系維持のための脾、腎の組織と機能が正常であることが極めて重要であることを説いている


とあります。

また、東洋医学において人体の表面を覆うバリヤーを巡らせるのが肺で、作るのが脾、という考え方があり、アレルギーというのも結局、外界との接点である所の皮膚を巡るバリヤーに非常に関係しているとみることができます。

「脾」というのは、膵臓ではないかと言われ、胃腸を含む消化器系の働きをさします。お腹、ですね。

脾が弱ると、余分な炎症症状が出てくるのです。

しかしこれほど即効性があるとは!

自分で試して本当にびっくりしています。

古典、古代人が長く伝えてきた人体の捉え方を日々の臨床で活かし、即効性のある簡単な方法で提示されているということ。

とってもありがたく思います。










同じカテゴリー(治療あれこれ)の記事
腰痛と肩こり
腰痛と肩こり(2019-01-18 14:42)

魚の目とり
魚の目とり(2016-05-27 11:32)

めまいに鍼灸
めまいに鍼灸(2015-10-23 16:02)


この記事へのコメント
お!お疲れ様。
右回り左回り、かえてみても効果が違うかも。試してみてください。ほんとだね。脾経に直接アプローチ、ですか。
究極はやはり一穴で、すべてに周る、そんなことなのかもしれない。鍼灸というのは、と思ったりします。
Posted by そうや晶そうや晶 at 2014年03月03日 00:16
こんにちは!サクラ咲けそうです♬早速、ヘソ周りを棒灸でぐるぐる回して見たところ、、鼻炎の鼻づまりが、軽くなりました(=゚ω゚)ノ脾経へ直接アプローチしてみても、効果ありそうですね〜
Posted by みわ at 2014年02月27日 22:28
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。