いやしとお灸
七月の後半に何回かお灸講座をカルチャーセンターのペアーレ沖縄さんでやらせていただくことになり、その時の資料作りをやりはじめています。
その中で発見した弘法太子空海さんのことば。
灸は身を焼くものにあらず
心に灯りをともすものなり
ほんとうに、そのとおりだなあ~
って
一粒のお灸で全身が変わる。
面白いなあ、と思うし
灸のぬくもりが全身をうるおすその様はまさに
心に灯りをともすものなり。。
と日々感じています。
心に灯りがともる、これは言い換えると、
癒される ってことだと思います。
今、お灸ブームがおきてるということは、それぞれの人が癒しを求めている裏返し、なのかな。
そんなこと、考えたり。
はたまた鍼灸学校で一年生の時、古典研究を長年されてるちょっとおじいちゃん先生がはじめての授業で
「さあ、今からお灸の時代がやってきますね。お灸はいつも有事には民間療法として流行ってきた歴史があるのですよ」
と言われていました。
暗に、(さあ、今から戦争の時代ですねえ)
と言われたようなもの。なんかドキッとしました。
要は戦時中などは物資も不足し、一握りのもぐさと線香があれば万病に効く、万病に対処しうるお灸がはやる、ということなのでしょうね。
確かにコストを考えても手軽さを考えてもわかるような気がします。
癒されたいと願うストレスフルな社会。
ストレスの究極は「戦争」なのかもしれません。
今、そんな「時代」ってこと!?
私だけでなくみんながどこかで感じている閉塞感。不穏なかんじ。
「お灸女子」というはやり文句も各地で盛大に行われているお灸講座も、そのような時代のムードと無関係ではないのだ、と思います。
資料作り、改めてとっても勉強になっています
はっきりいってペーペー鍼灸師の私にこのような機会を与えてくださったペアーレさんに感謝、です。
まあ自分へのセルフケアとして、家族のあらゆる病にも使ってますし、日々お灸とともに過ごしているものとして
(これこれ、やってみて~~。すっごい効くんよ)
っていろいろ直にお伝えしたいことは山ほどあるんで、皆様の貴重なお時間、ほんとに来てよかった~~って言っていただけるように準備していきたい、と思います
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